炊飯器の選び方

炊飯器の選び方。数千円~10万円超えまで、結局何が違うの?(2021年最新版)#4

4. 炊飯器の選び方・チェックポイントまとめ

日本の食卓に欠かせない「ごはん」の必需品が「炊飯器」。
毎日のことだから、美味しいごはんが食べたいのが本心だけど、
いざ家電量販店へ行っても、何をポイントに選べばいいか分からない…。
ここでは、家電量販店に訪れたある一組の来店者と一緒に、賢い炊飯器のポイントをみてみましょう。

  • トラ美

    トラ美会社員。健康への意識が高く、
    最近は麦飯や雑穀米に興味を
    持っている。

  • トラ太

    トラ太トラ美の夫(の予定)。会社員。
    炊きたての白ごはんに目がない。
    家電には少しばかりの知識あり。

4. 炊飯器の選び方・チェックポイント
まとめ

家電量販店にて

店員さんの話を聞いていたら、毎日食べるものこそ、こだわった方がいいことが分かりました。他はどんなところをチェックしたらよいですか?

まずはサイズですね。

二人暮らしだし、3合でいいかな?

一般的なサイズは3合炊きから5.5合炊きですね。ただ、3合を炊くなら、3合炊きより5合や5.5合サイズで炊いたほうが美味しく炊けると言われています。

ごはんと内蓋の間に空間を持たせることでお米が対流しやすくなるため、炊きムラが防げるんです。

うーん、迷いますね。あっ、炊き込みごはんはどうですか?

炊き込みごはんの場合は具材が入るので、3合炊きなら1~2合、5合炊きなら3合までが目安になりますね。炊き込みごはんやまとめ炊きが多くなりそうなら、5合から5.5合サイズがいいと思います。

あと、確認しておいたほうがいいポイントって何かありますか?

炊飯器は日常的に長く使うものなので、使い勝手やお手入れのしやすさも重要です。以前は高機能化に伴って部品点数が多くなっていましたが、最近はスチームキャップが内蔵されており 内釡と内蓋、の2点だけを洗えばOK、というシンプルな作りのタイプも登場しています。

せっかくご来店いただいているので、ボタンを押したり部品を外したり、実際にいろいろとご確認いただくといいですよ。

確かに、いくら美味しく炊けても、使い勝手が悪いと面倒くさくなりますね。

あとはデザインや色ですね。最近はカウンターキッチンやアイランドキッチンなど、魅せる台所も増えてきているので、正面だけでなく裏面のスッキリ感など、デザインや色を最初から決めてご来店される方も多いです。

キッチンは毎日立つところだから、機能が重要なのは分かってるんだけど…。
見た目がおしゃれな方が、ごはんを作る時のテンションも上がるわね(笑)。

説明ありがとうございました。この3つの中から選ぼうと思うので、色々と触ってみて決まったらまた声をかけさせてもらいますね。

はい、ごゆっくりごらんください!

ありがとうございました!

ありがとうございました!

トラ美のノート

炊飯器の選び方・
チェックポイントまとめ

炊飯器を選ぶうえで
チェックすべき7つのポイント

  1. 加熱の方法

    IHとマイコンがあり、IHがおすすめ。
    ※ガス炊飯器もあります。

    IH方式の場合、釡全体が発熱して効率よく加熱できるため、お米の一粒ひと粒にしっかりと熱が伝わり、ムラなく均一にごはんを炊くことができます。

  2. 内釡の素材

    早く炊きたいなら金属釜、美味しさにこだわるなら土鍋釜や厚みのある釜!

    内釜は自然素材を活かした土鍋や炭の釜と、金属釜の二種類に分けられます。
    土鍋などの自然素材を使った釜や、金属釜でも厚みのある釜のほうが、お米の中までしっかり熱が伝わるので、ごはんが美味しく炊き上がります。金属釜は早く効率よく炊くことができるので、早炊き機能をよく使う人におすすめです。

  3. 圧力の調整性能

    圧力がお米の旨味を引き出す。

    釜内部の温度や沸とうを調整してお米をおいしく炊き上げます。

  4. 専用メニュー、特別な機能

    普段食べるご飯・メニューに合わせた専用機能があればもっとおいしく。

    炊き込みごはん・麦・玄米・雑穀・無洗米などは、専用メニューで最適な炊き方をしたほうがおいしく炊けます。
    炊き分け・早炊きや、調理ができる便利な機能があれば、毎日の料理がより簡単に!

  5. 最適なサイズ

    おいしく炊くなら実際に普段炊くより
    少し大きめサイズがおすすめ。

    ( 人数 ) ( 大きさの目安 )
    1~2人 3~3.5合炊き
    3~5人 5~5.5合炊き
    三世代同居 8合~1升炊き
  6. お手入れの方法

    取り外して洗う部品の数や手間を確認しよう。

    コーティングや防汚加工など、汚れのつきやすさや落としやすさは種類によって異なります。

  7. デザイン・色の決め方

    キッチンの収納場所や使う場所をイメージ。
    背面や液晶の表示もしっかりチェック!