日常使いでも活躍!家族の絆もあたためる「魔法のかまどごはん」

電気やガスを使わずに、新聞紙一部でごはんが炊ける「魔法のかまどごはん」。タイガー魔法瓶創立100周年を記念して発売され、キャンプや災害時などでもおいしいごはんを食べられる製品です。本製品の特徴や開発の際に込めた想いを、プロジェクトリーダーの村田に聞きました。

魔法のかまどごはんと村田

目次

電気やガスがなくても、あたたかくておいしいごはんが食べられる

魔法のかまどごはん

「魔法のかまどごはん」は、電気やガスを使わずに、新聞紙一部でおいしいごはんが炊ける製品です。白米なら1合~5合まで炊飯することができます。新聞紙の量や入れるタイミングを細かく設定しているので、正しい方法で炊くことでプログラムされた電気炊飯器のように最適な炊きあがりになります。

「魔法のかまどごはん」に込められた3つの魔法

製品名に「魔法」が入っていますが、この製品がかけてくれる魔法は大きく3つあります。

1つ目は「新聞紙が一部あればごはんが炊ける」という魔法。新聞を購読していないご家庭では、牛乳パックでも代用できます。いずれもサイズや素材がほぼ統一されていて燃料として安定しやすいので、この2つを推奨しています。

2つ目は「驚くほどおいしく炊ける」という魔法。本物のかまどの構造を再現して、お米本来の甘みやハリのある食感を実現しています。

3つ目は「お手入れが簡単にできる」という魔法。なべについたすすや汚れは、濡らしたスポンジで拭くだけで落とせます。火力が上がりすぎないよう、お米の分量に合わせて新聞紙などの枚数を設定しているので、すすや汚れがなべにこびりつきにくい構造になっています。

内なべの魔法を説明

大人の方は最初「本当に新聞紙でごはんが炊けるの?」と半信半疑なのですが、実際に炊けたごはんを見てビックリされますね。

一方で、子どもたちは「ごはんは電気で炊くもの」という先入観がないので「どこに魔法があったの?」と聞いてくれるんです。当社のMISSIONに「温もりあるアイデアで、食卓に新たな常識をつくり続ける。」というものがありますが、新聞紙でごはんが炊けるということが、子どもたちにとって魔法ではなく常識になってくれたらいいなと思います。

電気では得られない「道具を使いこなす満足感」を感じてほしい

日本人が昔から培ってきた「火を使う」という行為や「はじめチョロチョロ、なかパッパ」というごはんを炊く際の実践的な知識を、これからも途絶えさせずに伝えていきたいと思っていました。

特に、子どもたちは火を使う機会が減っています。当社はもともと、かまどで炊いたごはんを目指して商品開発を行っているので、ある意味、原点回帰といえるかもしれません。

使用場面として想定していたのは、主に災害で停電してしまった際や、キャンプのようなアウトドアシーンですね。一方で、「想像していたよりおいしく炊けるので、毎日使っています」というお客様もいらっしゃいます。防災グッズとしてお買い上げいただいたものの、非常時に初めて使うのは不安なので一度使ってみたら、日常でも使いたくなるほどおいしかったそうです。

自分で時間をかけて炊いたごはんは、格別の味わいがあります。さらに、時間を測って新聞紙を追加するという一連の作業は、単なるボタン操作では得られない「道具を使いこなす満足感」もあるのではないでしょうか。

子どもたちの成功体験が「幸せな団らん」につながる

古い炊飯器を持つ村田

かつて私の実家には電気炊飯器がなく、ごはんはアルミ鍋とガスの火で炊いていました。タイガーに入社後、社員販売で炊飯器を買って帰り、初めて電気で炊いたごはんを食べたときに、やっと一人前になれたというか、家族の役に立てたような気がして感動しました。この時が「幸せな団らん」といえる瞬間だったなと思います。

子どもたちに「自分でごはんを炊く」という経験をしてほしい

思い返せば、昔は子どもたちがごはんを炊く、お風呂を沸かすなど、生活の中で果たす役割があったと思います。それら一つ一つが成功体験にもなっていましたよね。今の子どもたちは勉強やスポーツなど、家庭生活とは少し距離のあるところで成功体験を積んでいるような気がします。そういう意味では、「幸せな団らん」のあり方は変化してきたのかもしれません。だからこそ「魔法のかまどごはん」で、子どもたちに自分でごはんを炊くという経験を通して、身近な家庭生活の中で成功体験を得てもらいたいです。

炊きあがったごはんを口にして驚く様子を見るのが大好きです

そのような成功体験を感じてもらう取り組みの一環で、定期的に地域の防災イベントにも参加しています。能登地震で被災した地域を訪問した際、子どもたちだけで炊いたごはんを親御さんと一緒に食べてもらったのですが、その時はあえて商品の詳しい説明はしませんでした。家に帰ってから「どうやって炊いたのか」の体験自体を、子どもたちが自慢げに説明してくれることを想像しているのです。子どもたちが炊いたごはんを家族で囲んで「おいしいね」と笑い合える場面は、まさに「幸せな団らん」の一つではないでしょうか。

「本当にこれでごはんが炊けるの?」「子どもたちだけでできるの?」という不安が、炊きあがったごはんを口にした時の驚きに変化する様子を見るのは大好きです。ですが、それは最初だけの特別な体験です。何度も使うことで当たり前の光景になり、「災害が起きてもあたたかい食事に困ることはない」という安心感につながればよいなと思います。

これからも「温もり」を感じられる商品をつくりたい

魔法のかまどごはんと村田

今後は最先端な技術でなくてもよいから、お客さまが新しい気づきと感動、温もりを感じてくれるような製品を作りたいと思っています。もちろん、自分が欲しいと思うかどうか、知り合いに勧められるかどうかという点も踏まえてです。

例えば、いつでも自分が好きな温度で飲めるボトルなどを構想しています。まだ詳しくはお話しできないのですが、皆様のお手元に届く日を、どうぞ楽しみにお待ちください。

プロフィール

村田 勝則 / むらた まさのり

タイガー魔法瓶株式会社 ソリューショングループ 商品企画第2チーム 主査「魔法のかまどごはん」プロジェクトリーダー

1991年にタイガー魔法瓶株式会社に入社。入社後は品質管理部に在籍し、2020年にカスタマーサービスに異動。保有期間を過ぎた炊飯器の内なべを廃棄しないで活用する方法を考えたことをきっかけに、「魔法のかまどごはん」開発に着手。現在は同製品のプロジェクトリーダーを務める。

ジャー炊飯器

魔法のかまどごはん KMD-A100

電気もガスも使わず、新聞紙で誰でもごはんが炊ける。

ジャー炊飯器

魔法のかまどごはん専用ロースタンド KMD-Z10L

高さが低いのでテーブルの上で使えて、ステンレス製でサビにくくお手入れも簡単です。

ジャー炊飯器

魔法のかまどごはん専用ポーチ KMD-Z10P

軽くて丈夫なので、アウトドア用品や防災グッズとして持ち運びが簡単に。

ジャー炊飯器

魔法のかまどごはん専用ハイスタンド KMD-Z10H

テーブルいらずでどこでも炊飯。座って楽々、安心設計の専用ハイスタンド

ジャー炊飯器

魔法のかまどごはん専用マルチカバー KMD-Z10M

むらしと保温が同時に叶う。温かいごはんを提供する専用マルチカバー

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