【冬のお弁当作りのコツ】調理のアイデアやおすすめレシピを紹介
寒い冬は、お弁当のごはんやおかずが特に冷えてしまいがちです。本記事では、冬でもおいしいお弁当を楽しむコツを徹底解説します。また、温かさが持続するフードジャーの活用法やおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
冬場のお弁当作りも衛生面には注意

冬は外気温が低いため、夏場より食中毒のリスクが低いと思いがちですが、油断は禁物です。
雑菌が繁殖しやすい温度帯はおよそ10℃〜65℃とされており、冬場でもこの温度帯に長時間さらされると食中毒のリスクは高まります。お弁当を安全に食べるためには、基本的な衛生管理の徹底が欠かせません。タイガーでは、6時間以内に食べきることを注意喚起しています。
ここでは、一般的なお弁当箱を使用する場合に注目して、冬のお弁当作りで特に注意したいポイントを紹介します。
ごはん・おかずは熱いまま詰めない
ごはんやおかずは、少し冷ましてから詰めるようにしましょう。
熱い状態のままふたをすると、こもった蒸気が水滴となって食材や容器の内側に付着します。この水分が雑菌の繁殖しやすい環境を作り、食中毒のリスクが高まります。全体が水っぽくなって味が落ちる原因にもなりますので、表面の湯気が落ち着く程度まで冷ましてから容器に詰めてください。
水分が多い・加熱不十分のおかずは詰めない
冬場であっても、水分が多いおかずや十分に加熱されていないおかずは、お弁当には不向きです。水分が多いと細菌が増殖しやすい環境になり、加熱不足は調理時点での菌の残留につながります。
食中毒のリスクを下げるため、特に避けたいおかずの例は以下のとおりです。
お弁当で避けたいおかずの例
- 半熟卵
- 生野菜
- 水分が多い和え物
- 煮汁が多い煮物 など
お弁当に向いているのは、しっかり火を通した炒め物や揚げ物などです。水分が出やすいおかずは、汁気をよく切る、とろみをつけるなどの工夫をしましょう。
室内の保管温度に注意
冬場でも、お弁当はできるだけ低温で保管し、暖房や直射日光を避けることが重要です。雑菌が繁殖しやすい環境では、せっかく衛生的に調理しても、短時間で品質が劣化してしまいます。
保温機能がないお弁当箱の場合は、冷蔵庫での保管が理想的です。難しい場合は、なるべく涼しい場所に置き、保冷剤を使って低温を保ちましょう。
冷めてもおいしいお弁当のおかずとは?

お弁当は作ってから食べるまでに時間が空くため、一般的なお弁当箱を使用する場合は「冷めてもおいしいかどうか」がおかず選びの大切なポイントです。ここでは、冷めてもおいしさと安全性を保ちやすいお弁当向きのおかずの特徴について解説します。
汁気が少ないもの
冷めてもおいしいお弁当を作るには、汁気の多いおかずを避けるのが基本です。ごはんに水分が移ることで傷みやすくなるほか、おかず自体の食感も悪くなってしまいます。
汁気の少ないおかずは、時間が経っても味や見た目、衛生面での安全性を保ちやすいというメリットがあります。代表的なおかずには以下のようなものがあります。
汁気が少ないおかずの例
- 唐揚げ
- 卵焼き
- きんぴらごぼう
- 焼き魚
- フライ など
煮物をお弁当に入れる際は、しっかり煮詰めて汁気を切るようにしましょう。また、おかずカップ(特にシリコン製など)を使用すれば、万が一汁気が残っていても他のおかずへの汁移りを最小限におさえられます。
味付けが濃いめのもの
お弁当のおかずは、冷めることを前提に、いつもより濃いめに味付けしたものが向いています。一般的に、人は温かいものの方が味を強く感じ、逆に冷たいものに対しては味の感じ方が鈍くなるためです。
醤油、みりん、味噌などの和風調味料は冷めても味が残りやすくおすすめです。また、スパイスやにんにく、生姜といった風味の強い食材は、満足感を高めるのにも役立ちます。
歯ごたえがあるもの
歯ごたえのあるおかずは、冷めても食感が損なわれにくいためお弁当に最適です。噛む回数が増えることで、脳が刺激されて満腹感も得られやすくなります。
お弁当の満足度がアップする、歯ごたえのあるおかずの例は以下のとおりです。
歯ごたえのあるおかずの例
- 照り焼きチキン
- 焼き魚
- 豚のしょうが焼き
- 根菜を使った煮物 など
お弁当のごはんが固まる理由とは?

お弁当のごはんが固まってしまう主な原因は、「でんぷんの糊化(α化)」と、その後に起こる「老化(β化)」にあります。
炊飯時、米のでんぷんは熱と水分で糊化(α化)し、やわらかい状態になります。しかし、時間が経つとこのα化したでんぷんが再結合して老化が進み、でんぷん分子から水分が抜けて構造が硬くなります。その結果、ごはんはボソボソとした食感に変わってしまうのです。
特に、冷蔵庫で冷やすと低温が老化を加速させるため、ごはんが特に固く感じられます。
冷めてもおいしい!炊飯のコツ

炊飯の際に少し工夫をするだけで、冷めてもおいしいごはんになります。ここでは、お弁当作りに役立つ炊飯のコツを紹介します。
米はしっかり浸水させる
米は炊く前にしっかり浸水させることで、冷めても固まりにくくなります。米の中心部まで均一に水分が行き渡るため、でんぷんがムラなく糊化し、冷めた後の老化(再結合)が起こりにくくなるためです。
浸水時間は30分以上が目安ですが、気温が高い場合は、細菌の増殖を防ぐため冷蔵庫に入れて浸漬しましょう。
酢や油をほんの少し加える
炊飯時に少量の酢や油を加えることもおすすめです。酢を入れると、炊きあがりがふっくらするうえに傷みにくくなります。また、油は米粒の表面をコーティングし、しっとり感を保つ働きをします。
酢の目安量は、米1合につき小さじ2分の1程度です。においや酸味はほとんど気になりません。油は入れすぎるとベタつきやカロリー過多の原因になるため、ひとたらしにとどめましょう。
炊きあがったらしっかり混ぜる
炊きあがり直後にごはんをしっかり混ぜることで、べたつきと老化を防げます。ごはんの内部にこもった余分な蒸気を逃がし、水分を均一に行き渡らせると、冷めても固まりにくくなります。混ぜるときは、底から大きくすくい、切るように混ぜましょう。
弁当箱に「ふんわり」詰める
ごはんは押し固めずに、ふんわりと詰めるようにしましょう。余分な蒸気を逃がすためにも、弁当箱にスプーンで軽くのせるようにし、上から強く押さえつけないのがポイントです。
冬のお弁当作りには真空断熱ランチジャー・フードジャーが活躍!

外気温が低い冬は、通常のお弁当箱では料理がすぐに冷めてしまいます。そこで活躍するのが、保温機能つきのランチグッズです。真空断熱ランチジャーは、ごはんとおかずをそれぞれ温かく保てるため、食事全体の満足度が高まります。また、真空断熱構造のフードジャーは温かさを長時間キープでき、汁物や煮込み料理、リゾットなど幅広いメニューに活用できます。
真空断熱ランチジャー・フードジャーを活用するコツ
真空断熱ランチジャーやフードジャーは、正しい使い方でないと本来の性能を十分に発揮できません。ここでは、容器の性能を最大限に引き出し、お弁当の温かさを保つためのコツを紹介します。
予熱をしっかりしておくこと
真空断熱ランチジャーやフードジャーでお弁当の温かさを保つ最大のコツは、保温容器の予熱です。冷たい容器は料理の熱を奪い、ぬるくなる原因となります。
容器に少量の熱湯を入れ、ふたをして1〜2分ほど予熱しましょう。お湯を捨て、水気を拭き取ってから料理を詰めることで、保温効果が高まります。
蒸気はある程度逃がす
容器に料理を詰めたら、ふたを閉める前に数十秒〜1分ほど蒸気を逃がしましょう。このひと手間で、結露によるお弁当のべたつきや、内圧でふたが開けにくくなるリスクも減らせます。
冷たいものと温かいものを同じ容器に入れない
冷たいサラダと温かいおかずなど、温度が違う料理を同じ容器に入れるのは避けましょう。容器内で互いの熱を奪い合い、どちらも中途半端な温度になってしまいます。必ず別の容器に分け、冷たいものは保冷容器を使うことで、それぞれのおいしさが保てます。
保温効果の高いバッグに入れる
寒い冬は、高性能な保温容器を使ったとしても、外気に触れているだけでも少しずつ熱が奪われてしまいます。保温力をより高めるために、お弁当は保温効果の高いバッグに入れて持ち運びましょう。
また、バッグ内の隙間をタオルなどで埋めて空気層を減らすことで、さらに熱が逃げにくくなります。
スープやカレー、煮物なども食べるときまで温かく、ランチタイムの満足度がぐっと高まります。
保温性の高いフードジャーで温かいお弁当を食べよう|レシピ5つ紹介

ここからは、フードジャーを活用できるおすすめレシピを5つご紹介します。
鶏肉ときのこのアラビアータ

赤唐辛子のピリッとした辛みとトマトの酸味が食欲をそそり、体の芯から温まる冬にぴったりのメニュー。鶏肉のジューシーな旨みと、きのこの風味が溶け合い、満足感のあるメインディッシュに仕上がります。パンやごはんと一緒に楽しむのもおすすめです。
たっぷり野菜のポトフ
キャベツやにんじんなど彩り豊かな野菜をたっぷり使った、具だくさんのポトフです。ソーセージから溶け出した旨みがスープ全体に行き渡り、やさしい味わいながらも、しっかりとした食べごたえがあります。体がじんわり温まるごちそうスープは、寒い日のランチにぴったりです。

レンジで麻婆豆腐

火を使わずに、電子レンジだけで作れる麻婆豆腐です。調理の手間や洗い物も少ないので、忙しい朝には嬉しいメニュー。辛さと旨みが凝縮した麻婆豆腐は、とろみで熱が冷めにくく、フードジャーに入れればお昼まで温かさをキープできます。手軽に本格的な味が楽しめて、ごはんも進む一品です。
野菜たっぷり!豚肉の粕汁
豚肉や白菜、大根など旬の野菜をたっぷり入れた、栄養満点の粕汁です。酒粕の奥深い香りと豚肉の旨みが溶け合い、電子レンジでも本格的な仕上がりになります。フードジャーなら熱々を味わえて、大満足の和食ランチが楽しめますよ。

具だくさん豚汁

豚肉や根菜の旨味が溶け込んだ豚汁は、日本の冬に欠かせない定番メニューです。具材たっぷりで食べごたえがあり、栄養バランスもばっちり。鍋で多めに作っておけば、朝に温め直してフードジャーに詰めるだけ。忙しい日のランチ準備にもおすすめです。
冬場も温かくておいしいお弁当を食べよう
冬のお弁当作りでは、真空断熱ランチジャーやフードジャーを活用することで、温かい食事が楽しめます。衛生面に気をつけながら、安全でおいしいお弁当を作りましょう。