インタビュー
Interview 04

仕事の成果が
数字に表れる
それが
生産技術の
おもしろさ
SHUTO.Tさん
2020年入社
生産技術

Career Path

  • 大学院工学研究科にて知能機械システム工学を専攻
  • 2020年 生産技術チームに配属/ジャー炊飯器 マイナーチェンジ品担当
  • 2021年 ジャー炊飯器 マイナーチェンジ品・生産ライン移設担当
  • 2023年 ジャー炊飯器 フルモデルチェンジ品・新規設備の導入担当

現在の仕事内容
机上の空論に
ならないよう
生産現場に
足を運ぶ

生産技術は、工場の生産を管理したり、生産効率を上げるためにサポートする仕事。具体的には、ジャー炊飯器をどんな方法で、どのラインを使って作るかを考える工程設計をしたり、作業指示書・管理工程図などの作成も行っています。

工程設計では1つ1つの工程でかかる時間を計算し、1日に作れる台数を算出するのですが、以前、目標台数への到達に時間がかかったことがありました。実際に現場で調べたところ、ある工程で想定よりも時間がかかっていたんです。生産現場では机の上で考えるだけでなく、「現場」「現物」「現実」が大切だと言われます。それ以降は、現場に足を運んで工程設計と隔たりがないか、改善できるところがないかを考えるようにしています。

仕事で手応えを感じる時
生産率アップの
ため
オリジナルの
治具を製作

生産現場では、製品を安定して作ったり、効率よく組み立てられるようにするため、治具(じぐ)という道具を使うことがあります。製品ごとに部品は違いますから、それぞれの製品にあわせてオリジナルの治具を作る必要があるのですが、これを作るのも生産技術の役目。私が作ったり改造したりした治具で、生産性が向上した時はうれしく感じますね。

生産技術の仕事は、その成果が生産台数や人員削減といった数字に表れます。具体的にその成果を知ることができるのは、我々の仕事の醍醐味だと思います。

次に挑戦したいこと
まだ誰もトライ
していない
AI外観検査機の
導入を目指す

現在、AIを用いた外観検査機の開発に取り組んでいます。
ジャー炊飯器は、完成し箱に入れる前に目視で傷がないかを確認します。しかしどの程度の傷がダメなのかという基準は人によってバラつきがあり、その人を教育するにも時間がかかります。そこで、その工程を自動化できないかと考え、AI外観検査機に着目しました。完成したジャー炊飯器をカメラで撮影し、それをAIに画像診断させれば基準も統一でき、教育時間の削減にもつながるでしょう。

こういった検査機は他社にもあまりないようで、完成すればタイガー魔法瓶独自の技術になると思います。現在はまだ検証段階ですが、近い将来この検査機を完成させて、他の検査についてもAIによる自動化を進めたいと考えています。

Message

学生へのメッセージ
大学での研究を
頑張れば
必ず就活に
活きます

私は入社するまで生産技術という部署がどんな仕事をするところなのか、想像ができませんでした。しかし、いざ入社して働いてみると、製品の生産を支え新しい技術で貢献できる、非常にやりがいある仕事だと実感しています。ものづくりが好きな人には、向いているのではないでしょうか。

また、理系の学生さんの場合、就活をしながら研究もしなければならず、大変だと思います。私も大変でしたが、研究をしっかりやっていたことが面接で伝わり、採用につながりました。ぜひ皆さんも周りに流されることなく、「自分軸」を大切に就活に取り組んでほしいです。

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